テープは消耗品ですが、使い方や頻度によって寿命は大きく異なります。真直ぐに出し入れすればほとんど摩耗しないので長く使えます。
斜めに引き出したり、集中的に折り曲げたりすると、被覆がはがれ、また亀裂が発生するなどで、正しく測定できない状態になるため、テープ交換が必要になります。
正しく腹囲測定するには、巻尺を臍(へそ)のラインへ水平に巻き付けて測定するよう指導されておりますので、本体を水平に持ち、引手をもって水平に引き出します。このときに引手や巻尺をねじらないよう注意し、斜めに引き出さないでください。お臍の正面まで巻尺を引き出し、引手を引っ掛け、体に寄せた位置で数値を確認し、データボタンを押します。
測定後はこの手順を戻ることで引手を勢いよくぶつけることなく戻すことができます。
目盛が擦れて薄くなると誤差が発生し、やはり測定できなくなります。また汚れがついていても同様です。ご使用の前の日常点検として、目盛と液晶表示が合っていることをご確認ください。
汚れを取る際は、洗剤や次亜塩素酸(漂白剤など)等は絶対に使わず、乾いた布か、 揮発性のある消毒用アルコールを布に少量吹き付けて、軽く拭き取ってください。消毒用アルコールで拭くと静電気の除電効果もあります。
巻尺の出し入れの際に、衣服の繊維や綿埃(わたぼこり)、乾いた布などのゴミが一緒に巻き込まれることがあり、センサーの周囲に引っかかったり蓄積したりすることがあります。測定値が動かないとか、誤差が出始めた場合には、センサーフタを開けて汚れの状態を見て頂き、エアーを吹き付ける方法でホコリなどを飛ばしてください。
乾いた布 | ○ |
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水を固く絞った布 | ○ |
消毒用エタノール70%以上 | ○ |
次亜塩素酸液 | × |
洗剤 | × |
ベンジンなどの溶剤 | × |